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シミュレーション力がすべて

 

From クドウケンジ

 

To 未来ある若手スタッフさんへ

 

 

最近ふと思いました、なぜ人は本気にならないのか、、、と。

しばらく考えていたときに、Youtubeでいいことを言っている人がいました(笑)

 

 

「行動力がない人はシミュレーション力が足りないということだ」

 

 

シミュレーション = 仮想的な方法で模擬動作させること 模擬実験 模擬訓練 

 

などと日本語では捉えることができます。

 

 

未来に起きうることに対してリアリティある状態まで想像し、

それを模擬体験するイメージ力ですね。

 

 

明日、明後日、3日後、1週間後、、

これくらいなら自然とシミュレーションしていると思います。

 

でも、1年後、3年後、10年後、自分が30歳、40歳になっていることをシミュレーションしている人は少ないでしょう。

 

未来に対してリアリティ(現実的)あるシミュレーションを意図的に行うことが

日々の行動を変える原動力になるのだと思います。

 

 

安心してください。

シミュレーションはタダ(無料)ですよ。

 

 

僕が好きな漫画『キングダム』にも、

秦に合従軍が攻め入ってきたときに

昌平君が念入りに模擬戦(シミュレーション)をおこなって戦略を練り、

光明を見出すシーンがあります。

 

持てる戦力を冷静に分析し、

合従軍のありとあらゆる動きを想定し模擬戦を行い、

函谷関での迎撃戦略を実行し、成功します。

 

 

人生も同じです。

 

 

どんなに不利な状態でも、自分が現状保有する戦力を冷静に分析し

あらゆる選択肢に対して模擬戦をおこなっていくことで、

実際に未来に起きることに対し先手を打つこともできますし、足りないものも見えます。

 

 

なによりも、理想どおり勝ち進めなかったとしても、

そこまでシミュレーションしておけば慌てずに対応できるのです。

 

 

シミュレーションの数と精度、多様性が人生の質を決めると言っても過言ではありません。

 

 

 

■夢を持つこととシミュレーションの違い

 

 

夢は、現時点で道のりがわかっていなかろうが到達できなかろうが関係ないものです。

 

 

『子供が将来仮面ライダーになりたい』というのも夢ですし、

『いい大人が将来総理大臣になりたい』というのも夢ですね。

 

 

シミュレーションは模擬体験なので、

そこまでの道のりが少しでもつながっていなくてはいけません。

必然的に、遠くにあったとしても実現可能なラインになります。

 

 

夢を持つことは良いことですが、それが現実とかけ離れていると

モチベーションがあがりませんし、シミュレーションも成り立ちません。

 

結果、夢は夢のままで終わってしまいます。

 

様々なシミュレーションをおこない、夢を現実可能なものにしましょう。

 

 

 

■シミュレーションは無限にある

 

 

ソフトバンクの孫正義社長に叩き込まれた仕事術という書籍によると、

孫社長は1万通りのシミュレーションを部下にさせるそうです。

 

ありとあらゆることを想定してプロジェクトを進めるので、

何が起きてもすばやく対応できます。

 

『こうなった場合はこう』、『こうなってこうなった場合はこう』、と

マインドマップ上にカテゴリー分類しながら枝葉を伸ばして考えていくと

まさに無限にシミュレーションが生まれていきます。

 

 

ただし、現実的で可能性が高いものを優先して深掘りしていくこと。

 

 

また、うまくいく前提で進めていかなければ

シミュレーションそのものに過剰に時間が割かれてしまいます。

 

 

シミュレーションは

現実・現状と目標地点の隙間をリアリティで埋めていく作業です。

その過程で新しい手段や手法・選択肢が見えてきます。

 

 

 

枝葉が思わぬ方向に伸びて課題や不可能領域が見えてきて、

断念または下方修正といった選択肢も自然と出てきます。

 

 

 

■最悪のシミュレーションも常にする

 

 

ものごとにチャレンジする際に最悪のシナリオを描くことも必要です。

 

・最悪をイメージすることで、

そうなりたくないというマイナスのモチベーションにつながる

 

・最悪をシミュレーションしてみた結果、

よくよく考えるとたいしたことがないということに気が付き

チャレンジへの恐怖が薄れる

 

 

 

例えば、この会社が大きなチャレンジの末、

多額の負債を抱えて倒産というシミュレーションを行います。

 

 

まず、最悪の事態に至るまでのシミュレーションができれば

そうなる前に打つ手が様々見つかります。

 

 

全員崖から飛び降りるしかないわけではありません。

ソフトランディングすることも可能です。

 

 

僕個人としても、銀行の連帯保証人になっているので多額の負債が降りかかります。

 

 

負債が降ってきたら、最悪の場合は自己破産です。

 

 

ただ、自己破産したからと言っても

僕の能力は奪われませんし、最低限の生活をする権利ももちろん奪われません。

 

 

5~10年間クレジットカードを作れず、借金ができないだけです。

 

周囲に知られることもありません。

 

 

現金商売をすればいいですし、

これまでの経験を生かしてまたビジネスを立ち上げればいいのです。

 

 

たとえ多額の負債を抱えて倒産したとしても、自己破産が最悪のシナリオです。

命までは取られませんし、日本国では最低限度の生活は問題なくできます。

 

 

なにより、そこまで大きなことにチャレンジしたという経験が残っていますので、

再起は問題ありません。

 

 

『自己破産 現実』などでネット検索すると、いろいろな情報が簡単に手に入ります。

 

 

最悪をシミュレーションしてみると、

自己破産というものの正確な現実が見えてきて、思っているほど怖くなくなります。

 

 

実際に人は得体の知れないもの、イメージで恐怖を感じて、行動が鈍ります。

 

 

その得体のしれないものをよーくシミュレーションすると、

その恐怖がたいしたことないものだったり、

意外と対応できるものだったりするのです。

 

 

最悪をシミュレーションすることで、恐怖を軽減することができます。

 

 

 

■シミュレーションでやる気を高める

 

 

自分の目標までのシミュレーションを徹底していくことで、

マイナスに振れたときはその状況がよりリアルに感じ取れて焦りが生まれます。

 

 

逆にプラスのシミュレーションを徹底してくことで、

その時の成功した、達成した自分の状況がよりリアルに感じ取れて

早くたどり着きたいという欲望が高まります。

 

 

目標達成研修や自己啓発手法でよくある

「目標を紙に書いて貼っておけ」とか「写真を手帳に貼っておけ」というのは

達成後のイチシーンに過ぎません。

 

 

シミュレーションを時系列でおこなっていくことは、

その過程や目的地の詳細レベルが違います。

 

 

脳は、よりリアリティのあるものに対してモチベーションを高め、行動へと駆り立てます。

自分が望む明るいミライに向かってリアルなシミュレーションを繰り返すことで

モチベーションが保たれ、その結果、行動推進力が高まり、目標が早く達成されます。

 

 

「シミュレーションができる」ということは、

達成可能であり、途中の道すじが見えている状態です。

 

 

ただ単に目標を立てて、貼る、見る、口ずさむといった

簡単な自己啓発や夢実現法よりも、自分を行動へと駆り立ててくれるのです。

 

 

 

 

■シミュレーションはバランス

 

 

人の性格でプラス思考・マイナス思考という分類がありますが、

これはバランスが重要です。

 

経営者は、楽天的な完全プラス思考よりも

少しマイナス思考で心配性なほうがうまくいくというのが現実のようです。

 

 

人によって思考の癖には偏りがあるので、

自分の思考習慣を客観的に把握しておくことはとても意味のあることです。

他人の頭の中は見えませんので、自分の基準でその傾向を掴んでおくと良いです。

 

ちなみに僕はマイナス思考が強めなので、

最悪を想定してマイナス要素を洗い出し、

対応策を事前に準備しておく傾向が強いです。

 

 

大切なのはバランスです。

 

 

楽観的すぎて小さな不安要素やボトルネックを無視すると、

調子が良いときはいいですが、

うまくいかないときの準備がされていないので、行き詰まると対応ができません。

 

 

逆にリスクばかり気にしてマイナス思考すぎても

行動が制限されて身動きが取れなくなる場合があります。

 

 

プラス思考・マイナス思考 ≠ シミュレーション

 

 

シミュレーションとは、

プラスもマイナスもリアルに想定して仮設を立てていくことです。

 

 

実際にどんなことが起きるのか

思考(イメージする)だけでなく細部まで再現し、その状況を疑似体験します。

 

イメージによる漠然とした感情に左右されることなく、

現実(実際に起きることをリアルに具現化、数字で計算、疑似体験)をみることで

思考から生まれる過剰な感情論がなくなります。

 

 

人は感情の生き物です。

 

 

感情により行動が加速されたり、大きく減速したりします。

 

その感情は時として過剰になり、客観的な現実からも大きくはみ出し、

楽天的過ぎて周囲が見えなくなったり

心配しすぎて鬱になったり行動ができなくなったりします。

 

 

でも、シミュレーションをバランスよくしておけば、

感情のはみ出しは最小限に収まります。

 

シミュレーションによって現実に起こりうることを疑似体験し

適切な感情コントロールを行えることは

行動をスムーズかつ確実に加速させていくでしょう。

 

 

 

 

■シミュレーション力は鍛えられる

 

 

シミュレーション能力は、訓練で鍛えられます。

 

 

俗にいう“仕事ができる人”と“仕事ができない人”の違いは、思考習慣です。

同じことをやらせても、思考習慣・行動習慣が違うから能力に差が生まれるのです。

 

 

習慣はまさに習慣なので、

これまでの習慣を矯正して鍛え、変えていけばいいのです。

 

一度作り上げた習慣は頑固で、

歯列矯正のように毎日ずっと矯正器具をつけても数年かかるものもありますし、

時には抜歯や痛み、不快感も伴います。

 

でも、矯正することで目標に早く到達し望んだ人生を送れるのであれば、

多少辛くても若いうちに矯正してしまうべきです。

 

 

シミュレーション力もいわゆる思考習慣の一部なので、

自分の思考を矯正し鍛錬すれば、誰でもできるようになります。

 

 

より多くのシミュレーションを行い鍛え上げることで、

よりリアリティが強く、より精度高く行うことができるようになります。

 

 

自己実現だけではなく、仕事ひとつ取ってもできる人・できない人の差は

計画力(シミュレーション力)が大部分を占めています。

 

 

目標までの距離・時間を正確に測って、

ありとあらゆるシミュレーションを行い、

ボトルネック・課題をいち早く見つけて予防・対策を行いつつ

フィードバックしシミュレーションを行う能力こそが

俗に言う仕事ができる人なのです。

 

 

■人生をシミュレーションする

 

 

僕は休みの日やゆとりを持って考え事ができるときに、

40歳、50歳、60歳と自分の人生をシミュレーションしています。

 

 

僕の今の価値観での理想の人生を考え、未来を妄想しているのです。

そしてその妄想をシミュレーションによって現在のこの現実とつなげていきます。

 

 

人類の歴史における偉大な功績(ビジネス・発明・思考)も、

最初は誰かの夢や妄想でした。

 

 

「こうなったらいいな、、ああなったらいいな、、」という漠然としたものを

誰かがシミュレーションしながら改善し、フィードバックを行い、

現実にしてきたのです。

 

 

同じように自分の人生をシミュレーションしてみてください。

夢、妄想、なんでもいい。

 

 

最初はより現実的な欲しいもの、行きたい場所、

出会ってみたい人、住んでみたい家、理想の伴侶、家庭像、

あんな人になりたいという人物像でもいいのです。

 

その自分の考えた目標までシミュレーションしてみてください。

 

 

メリット・デメリット、必要な時間、必要なお金、協力者…

ありとあらゆるシミュレーション材料を考え、

マインドマップのように時間軸思考を広げていってください。

 

最初はうまくいかないかもしれません。

 

 

でも、若いうちなら鍛えることができます。

 

歯列矯正のように時間をかけて矯正していきましょう。

 

最初のうちは、頭が痛くなるくらい考えても難しいでしょう。

あなたがいままで作り上げてきた習慣は、頑固で強いものです。

 

 

筋トレと一緒です。

 

毎日毎日しっかりと限界負荷をかけて、

筋肉痛(成長痛)とともに自分を高めていってください。

 

 

きっとシミュレーション力が高まり、

ボトルネック・課題を先んじて見つけ予防対策を打てるようになれば

どんな目標も達成することができます。

 

つまり、あなたは自分らしく自分の思い通りの人生を送ることができます。

 

 

是非是非、このシミュレーションという習慣を

自分の人生の一部に取り込んでみてください。

 

 

 

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