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億男

 

From クドウケンジ

 

To 未来ある若者社員へ

 

 

先日、映画館で『億男』という映画を見てきました。

もともと小説で読んでいたので、どう映像化されるのか楽しみだった作品です。

 

主人公に3億円の宝くじが当たったところから物語が始まり、

超億万長者になった4人の事例を元に

お金に人生を歪められた人たちが描かれています。

 

まだ上映されているので、調べて観てみると良いでしょう。

『お金』の正体とはなんぞや、、、という疑問に対して

作者が伝えたいひとつの解釈がわかるかもしれません。

 

 

人はいつの時代もお金に心を奪われ、熱狂し、落胆し、お金のことで頭がいっぱいです。

そもそも、資本主義社会というもの、貨幣経済というものが

「お金を持っている人=偉い」という基準をつくっているので

致し方ない部分はありますけど。

 

たしかにお金があれば便利です。いろいろなものが買えます。様々なサービスが受けられます。

お金があれば人生の選択肢は広がります。

 

 

しかし、

 

お金がある = 幸せ

 

でしょうか?

 

 

多くの人はお金持ちになりたくてお金を稼ぐのでしょうか?

 

最初は幸せになりたくて、その手段としてお金を稼ごうと思ったはずです。

 

お金でこんなものが買える。

 

お金でこんなところに住める。

 

お金でこんな旅行に行ける。

 

必要最低限以上のお金がほしい場合、

お金の先になにかしらの希望を持っているはずです。

 

しかし、いつの日か『お金』そのものを稼ぐことが目的になり、

お金があれば安心、お金そのものがあれば幸せなどという幻想をいだき始めます。

 

 

お金の必要性には3段階あると思います。

 

1,生活に必要最低限のお金

- 東京でいうならば世帯年収300万円くらいでしょうか。

  全然豊かではないけれど、家族で一般的な生活をおくることができる水準です。

 

2,ゆとりを感じるお金

- 東京でいえば600~1200万円くらいでしょうか。

  ゆとりがあり、満足とは言えませんが納得できる生活水準です。

 

3,豊かさを感じるお金

- 東京なら年収2000万円以上でしょうか。

  労働人口比率はTOP1%以下。

  いわゆるセレブ層と呼ばれる豊かな人たちです。これ以上はキリがない世界です。

 

 

日本はまだまだとても豊かな国で、

自分で仕事を選ぶことができ、年収だって基本的に自分で選ぶことができます。

(その対価を労働で払えるかどうかは別として。)

 

 

単純に今現在ゆとりがない生活を送っている人や、

現状お金に困っている人(映画『億男』の主人公もそうでしたが)は

お金があれば幸せになれるという強い思いを持っています。

僕自身が昔そうでした。

 

実家はそれほどゆとりもなかったので、

生活保護を受けていたこともありましたし、

子供なりに家にそんなにお金がないことも知っていましたし、

貧乏だからちょっとしたいじめのようなものも当然ありました。

 

でも今振り返ると、そんなにゆとりはないながらも、

普通以上に幸せな家庭だったように思います。

 

 

若い頃は先述の3段階のうち1のステージにいたこともあり、

昔はお金への渇望がすごかったです。

 

俺は将来なんとしてでもお金持ちになる!!  という強い思いで上京してきました(笑)

今現在は3のステージにいて、

確かにお金があることで生活は豊かになり、便利になり、多くの選択肢を手にしました。

 

 

しかし、それが幸せとイコールとは限りません。

 

 

僕の場合は、時間にゆとりを持つことが夢でもあったので、

今はなるべく好きな仕事・得意な仕事に集中し、

旅行やグルメ、新しい体験などに使う時間を確保できています。

 

 

しかし、3のステージにいる人は、一般的にバランスが悪い。

 

給料は高い けど健康を害している

      けど老け込んでいる

      けど休む時間もない、趣味もない

      けど好きでもない仕事のことでいつも頭がいっぱい

      けど好きでもない仕事をイヤイヤやっている

      けど人に嫌われている

      けど家族や恋人との時間もない

      けど家族関係・夫婦関係が破綻している

      けど気の許せる友達もいない

      けど世間体や家柄、身分、周囲の視線ばかり気にしている

 

幸せじゃない金持ちなんて実はいっぱいいます。

というか幸せのバランスが悪い金持ちは本当に多い。

 

これが現実です。

 

 

昔読んだ神田昌典さんの著書「成功者の告白」に

人は成功すると仕事が中心になりすぎて、成功に心を奪われ、

家庭や大事な人間関係を失うので気をつけろ

という内容があったのですが、本当にそうです。

 

特に男性は、お金を稼ぐことや経済力を手にすることが

本能(DNAレベル)に組み込まれているのでその傾向が強いです。

 

 

僕はすべてのステージを時間をかけて経験していますが、

お金の先に幸せそのものはないことを確信しています。

そもそも、個人でもうこれ以上お金がほしいとも思っていません。

 

 

伝えたいことは、お金を稼ぐ意味です。

自分の理想を先に決めることです。

 

自分の現実的な理想を明確にし、優先順位を決めるべきです。

幸福度にも2:8の法則はあるので、

本当に重要な項目2割を満たせば8割満足できるものです。

 

お金はあるに越したことはないですが、

多くのお金を手にするには多くの対価を払う必要があります。

その払い方を間違えると、先程あげた『給料は高いけど ・・・』の状態になってしまいます。

 

どこのステージ、どんなライフスタイルを選んでもその人の自由ですが、

自分なりの幸せの形はおぼろげでも描いておくべきです。

 

自分の幸せの形が決まっていないと、

お金があれば、、もっとお金があれば、、、という欲が際限なく湧き上がり、目的を見失います。

 

お金持ちなんて上には上がいます。

 

お金持ちのための高級なサービスは無限に作られて、

お金を使う先に困ることなんて実際ありません。

 

しかし、しつこいですがそれと幸せは全くもってイコールではありません。

 

 

人は人間です。

 

人間とは「人の間」と書きます。

 

人は人の間で存在価値を見出し、人の中で幸せを感じ、

人の愛の実感によって幸せを感じるようにDNAに刻まれています。

もちろん比率は人それぞれですが、根本は同じです。

 

 

お金を稼いでも意味がないとか、

3の豊かさのステージに入る意味がないということではありません。

 

お金があれば、一時的に人を助けることもできます。

自分により多くの投資ができます。

お金があれば快適です。

 

お金は道具であり、パワーです。

稼ぐ覚悟があるなら稼ぐべきです。

 

使いこなせるだけの度量とバランスがあれば、幸せはより拡大します。

 

 

でも、実際に多くの人は度量もなく、バランスが崩れ、

お金に振り回され、無駄にお金を持つこと自体が目的になります。

 

 

僕も含め、若いスタッフは特にお金に対して過度な幻想を持ってしまいがちです。

 

今日はお金という一面を切り取ってお伝えしましたが、

仕事はお金だけが目的ではありません。

 

理想は若いうちからなるべくやりがいのある仕事で

自分の納得できるライフスタイルを確立し、

休暇、人間関係、さらなる将来への自分磨きを

計画的にバランスを取りながら進めることです。

 

 

20代、30代前半と、、、目一杯がんばってください。

仕事にも旬があります。

 

ストレッチポイントを決め、

上司や周りに叱咤激励され、ケツをけられ、

時には理不尽なことや納得できないことが起きますが、

それでも目一杯がんばってください。

すべての経験が糧であり、成長に繋がります。

 

やはり、若いうちにたくさんの経験値を積んだ人間は

30代、40代、50代と金銭面以外でも豊かになれます。

 

 

泣いても笑っても辛くても楽しくても人生は一回きりです。

どんなに頑張っても過去は変わりません。

 

大切なことは、今日、今の行動です。

過去は変えられませんが、未来は変えられます。

 

未来は自分で作ることができます。

でもその未来の設計図や理想がなければ周囲に流され、

受け売りの一般的な価値観に流されてしまいます。

 

 

是非是非、今日一度きりの人生、悔いなき毎日を目一杯送ってください。

 

 

 

 

 

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