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会社の寿命

FROM:工藤謙治


今日は「会社の寿命」について考える。

多くの人はこの「寿命」についてあまり考えず会社を経営していたり、
その会社で働いていると僕は思います。

就職活動中の学生や、
転職を考えていてこの記事にたどり着いた場合、
今回の記事については
“これから働く会社の会社寿命、自分がつく仕事の寿命”
という視点で考えてみてほしい。

 

企業寿命30年説って聞いたことあるだろうか?

創業期、成長期、成熟期、衰退期という
企業のライフサイクルが30年の中でおきる
ということである。

経営の神様と呼ばれる稲盛和夫氏も
「創業して三〇年ぐらいたつと、ガタがきて傾くのが普通らしい」
と講話の中で話されたそうです。

 

ここで、ちょっとクイズ!!

僕は、
WCH(ウィンキューブホールディングス)の新卒一次選考&説明会の
“代表工藤謙治が自ら学生に語るコーナー”で、
必ず学生に向かってクイズを出している。

===
今年2017年会社が100社起業したとします。

新しい会社が100万日本に登記されたとします。

さて、10年後会社として存続してる企業は100社のうち何社でしょうか?
===

この質問をすると、学生はきょとんとします。

多くの学生は企業の寿命など考えたことがないですし、
会社が潰れるということが身近にありません。

何人か聞いたら
「半分、、、」「3割くらい、、」
という感じで答えてくれます。

===
答え:検索すると以下の数字がでてきます。

1年:40%
5年:15%
10年:6%
20年:0.3%
30年:0.02%
===

国税庁の統計らしいので多分あっているのだと思います。

今年100社起業しても
10年後は6社しか残っていないということです。
逆に言うならば、94社は倒産しているということです。

30年後に関しては1万分の2社です。

2017年に1万社起業しても
30年後はたったの2社以外は倒産しているということです。

もうひとつクイズ!!

これも一次選考&説明会でよく質問するクイズです。

===
1,日本には企業は何社あるでしょうか?

2,そのうち黒字の企業は何社あるでしょうか?
===

この質問も学生さんはほぼほぼ答えられません。

===
答え:検索すると以下の数字がでてきます。

421万社
中小企業に分類されるのが419.8万社
大企業に分類されるのが1.2万社

黒字企業の割り合は33.6%です。
となると赤字企業は66.7%だそうです。
===

これらの回答をいうと学生は、
企業というのはずっと儲かっているわけじゃない、
終わりがあるんだなという現実を知るわけです。

なかには
「企業って赤字で継続できるもんなんですか、、」
などの意見もある(笑)

この黒字赤字については中小企業の場合、
事業投資、節税や役員報酬や経費計上など
様々な問題があるので
企業の利益状態そのものを表しているわけではありませんが、
ほぼほぼ間違っていないでしょう。

要するに、
長く、黒字、ましてや儲かっている状態の企業というは
稀の稀だとういうことなんですね。

そして赤字も行き過ぎたり、資金がショートすれば倒産です。
そうして企業というのは新陳代謝が繰り返されています。

 

さてさて、
『いい企業でも30年くらいで寿命なのか』
と考えると、
就職活動中の学生さんはふと気が付きます。

つまり、今就職活動で就職が決まったとしても、
30年以内になくなっている可能性が高いということ。

自分が定年を迎えるまでに会社がなくなっている可能性が高い
ということに勘の良い学生気がつくわけです。

そもそも30年続く会社は
0.02%だと言うデータもあるので、
5年10年で大半の会社が潰れる、
もしくは赤字でガタガタであるということである。

僕が言いたいことは
『今儲かっている企業がずっと儲かり続けることはありえない』
ということです。

 

僕も小さいながら会社をやっていますが、

僕が起業した時に周囲で儲かっていた社長さんで
インターネットメディアで露出していた方に、
現在も同じビジネスで儲かっている人はそれほど多くありません。

こんなに伸びに伸びているインターネットメディア事業なのに、
消え去った社長さん、会社さんが本当にたくさんいます。

 

では、なぜ会社は潰れるのか?

ここを真剣に考える人は少ないです。

僕は収益構造を考えたときには
大きく考えたら2つしかないと思っています。
(収益構造の他にも、経営者の怠慢・経営能力の大幅欠如)

【1】時代が変わり、その商品・サービスが古くなる、必要なくなった

【2】ライバルが増えて需要と供給のバランスが変わった

どちらかが原因だということです。

 

【1】については時代の変化です。

時代の動きにより急成長する企業もあれば
衰退する企業もはっきりします。

WCHもインターネットが成長期に
治療院のインターネット集客という切り口で起業し、
小さいながらもインターネットを活用して
伸びてきた会社になります。

このインターネット社会、
検索エンジンの普及による集客経路の変化を
別の側面から見ると後退、衰退している業界もあるということです。

テレビ、新聞、雑誌、チラシなどがそうかもしれませんね。

テレビ業界も
毎年毎年インターネットメディアに広告費を削られ、
徐々に衰退しています。

新聞も、
最近は電車に乗って新聞を読んでいる人を見なくなりましたね。

僕が18歳の時に上京して東京の電車に乗った時は、
器用に新聞を折りたたんでまで
読んでいたサラリーマンがたくさんいたものです。
いまでは探すほうが大変な時代になりましたね。

時代が変わり人々は、

より便利で快適な媒体、
より楽しめる媒体、
より手軽で安い媒体

を使うようになるのです。

音楽1つとってもそうです。

大昔はレコードです。

そしてCDが登場し、
途中MD(知っている人すら少ないです笑)というものが普及し、
今ではアイポッド、アイフォンを中心とする
電子データMP3が全盛の時代です。

当然、それに関わる企業も倒産、衰退するところもあれば、
逆に急成長する企業もあったことでしょう。

まさに時代です。

この時代の流れを読めずに、
次の時代に向かって先行投資、準備できない会社は潰れていきます。

 

【2】は需要と供給です。

需要があり、その産業、そのビジネス業界が急成長すると
どんどんライバル他社が増えてきます。

ビジネスモデルは真似され、似たような商品が乱立し、
同じようなサービスが繰り返しバージョンアップされ
その需要、産業、ニーズが飽和します。

そこで競争優位性が保てない企業は衰退、倒産します。

ここで重要なのが、
企業の実力、社長の実力です。

同じような商品、サービスでも、
より資本を持ち、
より強い組織で、
より強いマーケティングを行う会社は
どんな状態でも利益を出し続けます。

産業、その業界が急成長し、
需要に対し供給が追いついていないときは
どこの会社も儲かります。

出せば出すだけ売れていくからです。

この急成長期の華麗なる栄華が
一生続くと思い込む会社は意外と多いものです。

僕が起業した時に調子乗っていた社長たちも、
高級車を買い、高い時計を身に着け、
六本木・西麻布の夜と女に溺れていました。

人は調子が良い時はそのリスクに気が付かないものなのです。

しかし、急成長期がおわり、安定期に入る頃には利益が削られ、
怠慢企業や経営感覚のない社長の会社はバタバタと潰れ、

本当に顧客のこと、組織のこと、社員のことを考えている企業だけが
生き残り利益を出し続けます。

儲かっているからと内部留保もせずに、
ビジネスモデルの改良、改革を行わずに、
ちょっと儲かって調子に乗っている会社には未来はありません。

ある時を境に急に経営が苦しくなります。
その頃にはもう遅いのです。

儲かっているのが需要の拡大だということに気が付かず、
自分の実力だと勘違いし、調子に乗って消えていく社長、会社たち。
そこで働く社員さんは悲惨なものです。

儲かる業界、儲かるビジネスにはすぐにライバルが参入してきます。
大手資本(黒船)が参入してくることもあります。

そしてすぐに利益が薄まり、普通のビジネスに変わっていくのです。

中には法律が改正されたり、ルールが変わってしまうこともあります。

昔、僕が起業した当時、
情報起業という粗悪な商品を
インターネットでながーーーいページで
嘘、煽り、誇大広告、ニセの証拠満載で売りまくって
大儲けした会社がありました。

当然、消費者はクレーム、被害者の嵐です。

ある時グーグルやヤフーの広告が
そいういった粗悪な商品を一気に締め出すことになりました。

「グーグルスラップ」などと呼ばれた事件です。

そのときそれだけで儲かっていた人たちはみんな消えました(笑)

アフィリエイト市場でも同じです。

昔は粗悪なページを無理やりSEO(ブラックSEOと呼ばれます)かけて、
上位表示して膨大な利益を上げていました。

いまではそのルールが大幅に変更され
グーグルから粗悪なページはどんどん締め出されています。

 

儲かっている 急成長ジャンル = 未成熟でルールが甘い ライバルもまだ少ない

↓↓ 時が経つと ↓↓

普通の利益率 安定成長 = ルール変更、法律も整備される ライバルも増えてくる

↓↓ 時が経つと ↓↓

きちんと経営している会社以外は衰退、倒産です。

人を騙してでも、ルールを守らないでも、
とにかく短期的にでも利益を追求する人も少なくありませんが、
神の見えざる手は経済社会にきちんと働いています。

誰かが見せしめに捕まり、ニュースになったり、
ルールが大幅に変更され、終わりが突然来ます。

昔、何かの書籍で呼んだのですが、
銀座の有名なクラブのママの話で、
「銀座に来る人は3年で変わる。10年間ずっと通える人は稀」
という話がありました。

インターネットにかかわらず
様々な業界でこの【栄枯盛衰と盛者必衰】は繰り返されているようです。

会社を起こす時は、
こういったマイナスの面をシビアに受け止めて
起業すべきだと思います。

これから仕事を選ぶ人は、こういった視点で
その会社がやっているビジネスの寿命というものも
選ぶ基準の1つにしてみてはいかがでしょうか。

 

人生は長いようで短い。

でも20代、30代の若い層は
少なくても60才、70才まで働く時代です。
30年40年50年とどっかで働くわけです。

だったらこれからの
“長く繁栄できる”そして“やりがいのある”仕事を
いま若いうちにきちんと選んで
じっくりと取り組むことを僕はおすすめします。

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